無農薬・無肥料の野菜を作る仲間を増やし、
子どもたちの世代につなげていきたい。

ともはぐ 代表

森山 茜

安全・安心な野菜づくりの道へ

「お米を作りたい」。当時2歳半だった息子さんの言葉をきっかけにこれまで無縁だった農業の道に進んだ森山さん。
息子とともにはぐくむという意味を込め『ともはぐ』を立ち上げ、農業を通じて、命を育む環境づくりに取り組んでいます。現在、移住先である基山町の畑で無農薬・化学肥料不使用(基本無肥料)で野菜を作りながら、同時に農作業や野菜の収穫、その野菜を使った食育イベント、命の源である種を守るための大豆シードプロジェクトなどを行なっています。
「少しでも無農薬や肥料を使っていない安全・安心なお野菜を広げ、それを子どもたちがいつでも手に取れる環境を作っていきたい」と森山さんは話します。

森山さん写真1

仲間とともにはぐくむ

年間、約30種類の野菜を栽培する『ともはぐ』ですが、今後はそれを絞るといいます。
「私と同じような農業をしたい人たちを増やし、その仲間に私が作っていない野菜を作ってもらいます。そうすれば、毎月いろんな野菜のセットができるでしょ?」。仲間ができれば、栽培する野菜の種類が増えるだけでなく、休耕地対策にもつながります。そんな仕組みづくりにも『ともはぐ』は取り組んでいます。
「自分で種を蒔くところから、作物を育てて食べるところまで行う仲間が増えていくといいな」と笑顔の森山さん。さらに「自分の次の世代、子どもたちにつないでいきたいですね」と将来の夢を語ります。

森山さん写真2

森山さん写真3

PROFILE

1981年福岡市生まれ。久留米の大学を中退後、居酒屋、パン屋、薬局などさまざまな仕事を経験。
その後、結婚、出産を経て、子どもの「お米を作りたい」の言葉がきっかけで農業の道へと進み、その様子をSNSで発信。無農薬・無肥料の野菜作り、食育イベントなどを通じて、命を育む環境づくりを次の世代へ伝えようとしている。

地域を活かし佐賀をつくる SAGA LOCALIST
LOCALIST(ローカリスト)は、佐賀県内で精力的に地域づくり活動に取り組んでいる方で、若い世代の方々にお願いしています。