佐賀平野と有明海で伝える
佐賀南部の季節に寄り添う暮らし。

さがのぎ 代表

江島 政樹

研修で感じた農業の素晴らしさ

「佐賀南部の魅力は、佐賀平野と有明海です」。そこに暮らす人にとっては特別ではない、麦秋や有明海の風景。
しかし、他の人たちにとって、それが非日常となり、癒しを感じさせます。
「農業研修で行ったスイスは、山や畑の美しい風景をメインにした観光業が盛んです。その風景を農家が守っていると感謝されていました。
私も美味しい作物を作ることに加え、そうした面でも人に喜ばれる農業をしたいと思いました」と江島さん。
佐賀南部にはスイスにも負けない、黄金色に輝く麦畑や月明かりと有明海の風景があります。それを多くの人に見て欲しいとの思いから、江島さんは『さがのぎ』を立ち上げました。

江島さん写真1

野望は、オーヴェルでマルシェ

「季節に寄り添う暮らし」をテーマにする『さがのぎ』では、18歳から60代までの性別や職種を超えた男女が活躍しています。主なイベントは、5月下旬に麦畑で行う「麦秋カフェ」、旧暦の9月13日に佐賀空港展望デッキで行う「有明海の十三夜」。これらを通して「佐賀南部の美しい風景や季節に寄り添う暮らしを体験してほしいです」と江島さんは話します。また、麦わらで作るフィンランドの装飾品「ヒンメリ」の工作キットも開発しました。
「フランスのオーヴェルでマルシェ開催」を野望に掲げる江島さん。ゴッホが嬉野茶の箱の裏に絵を描いたというその地で、『さがのぎ』マルシェが開かれる日も近いかもしれません。

江島さん写真2

江島さん写真3

PROFILE

1979年佐賀市川副町生まれ。トマト、米、麦を主に栽培する農家で育つが高校卒業後、アイスクリーム卸会社に就職。
その後、実家の農家を継ぐために、父に勧められたスイスでの農業研修に参加。そこで農業の素晴らしさを実感。帰国後、佐賀南部の魅力を伝えたいと「麦秋カフェ」開催をきっかけに『さがのぎ』を立ち上げ、現在に至る。

地域を活かし佐賀をつくる SAGA LOCALIST
LOCALIST(ローカリスト)は、佐賀県内で精力的に地域づくり活動に取り組んでいる方で、若い世代の方々にお願いしています。