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令和4年11月29日 CTeaOサービス開始会見

令和4年11月29日 CTeaOサービス開始会見
有田町地域おこし協力隊
有田町

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 有田町の地域おこし協力隊・富田紗貴さんは、三年前に有田町の「窯業の担い手育成事業」というミッションを任命され、ドイツから帰国後、有田町に移住しました。
 【関連情報】
 □さがじかん紹介記事 有田町地域おこし協力隊 富田紗貴さん
 □インスタグラムアカウント ありたdeつなぐ

 今回、その活動の集大成のひとつである有田焼を使った事業が11月29日に開始されました。その名も「CTeaO」サービス。ローンチ当日は、佐賀・福岡の各メディアが有田に集い、お披露目会が開催されました。

〈CTeaOサービスとは〉

 会社CEOからの依頼を受け、お茶と有田焼の器を使った社内コミュニケーションのきっかけをお届けするサービスです。
  富田さんを含めた有田町の専門知識を持つスタッフが、依頼のあった会社のメンバーそれぞれに合う器を選び、伊藤園のお茶とともにキットにしてお送りするといった内容で、「このサービスによる新たな1on1を通じて、社内のコミュニケーションを改善する」ことを促すサービスとなっています。

〈CTeaOサービスのはじまり〉

 2020年10月に有田町・株式会社伊藤園の主催で行った「茶ッカソン」で最優秀賞に輝いた「WAKUCHA」チームのアイデアのもとに、有田町、伊藤園、WAKUCHAで議論を重ねてサービス内容を検討しこの度ようやく「CTeaO」サービスをローンチしました。

〈茶ッカソンとは〉

 この「茶ッカソン」とは“人々が集まり、お茶をたしなみながら、コミュニケーションを深め、イノベーションを生みだす場“です。 
 富田さんは2020年の1月頃から茶ッカソンのスタッフとして関わっていましたが、その頃ちょうどコロナ禍に突入し、2019年度のリアルイベントは中止、そこからオンラインでの茶ッカソン開催に向け役場内での調整を経て、20年の10月にようやくオンライン開催が実現しました。茶ッカソンでの素晴らしいアイデアをイベントだけで終わらせるのではなく、伊藤園、有田町、優勝チームのWAKUCHA、そして本サービスユーザー、この「CTeaO」に関わるみんなが心地の良いサービスとなるよう、協議検討を重ねたそうです。

〈富田さんのCTeaOに関する活動〉

 富田さんは「2020年10月の茶ッカソンを行った際に、町内の方には少し認知をされていたと思います。そこから、伊藤園さんの…とか、茶ッカソンの…と、一つ一つ丁寧に説明を行い、有田焼、器の文化を広めたいというコンセプトを少しずつ理解してもらう事で、ご協力していただける方が増えていきました。」と語り、この事業のためにコロナ禍での地道な活動があったのだと窺えました。特に日常に「お茶を入れる」習慣がある町内の窯元さんたちには、試作品をお借りしたり、そのほかにも多くの応援をいただいたと言います。
 また、富田さんだけでなく、CTeaOチームはそれぞれに民間、行政の中で本職があり、打ち合わせが20時から始まることもあったそう。「家族の応援無しではここまで続けてこられなかった」と家族への感謝の気持ちを語る富田さん。それらの沢山の応援を受けながら、ローンチまでの道のりを歩んでこられたと思うと、このサービスでいただけるお茶は、社員想いのCEOのみならず、この事業に関わる顔の見えない色んな人の温かい気持ちがさらに乗っかり、社内コミュニケーションのすばらしいきっかけになるのではないでしょうか。

〈富田さんのCTeaO、協力隊の活動への想い〉

 「もう一人こどもを産んだみたいな気持ちになるくらい、楽しかったしうれしかったです!小さいころ、家族みんなで飲んでいたお茶。中学生になって一緒に暮らすことになった祖父母との毎日のお茶の時間。有田で美味しいくお茶を飲める場所があったりと、これまでの自分自身とお茶とのつながりを改めて振り返り、お茶がもたらしてくれた温かさを改めて実感でき、感謝しています。これから有田に定住し起業することを目標に、来年の冬頃まで協力隊として活動します。有田町、有田焼に関するお仕事はどれも重要であり、若い世代にこそ知ってもらいたい良き伝統文化です。ぜひ足をお運びください!」
 

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