秋を知らせる、赤くて綺麗でふしぎな魅力を持つ花
- 2021.09.30
- written by 鵜飼 優子

こんにちは。佐賀100編集部うかいです。
佐賀のお山に暮らし始めて2回目の秋を迎えています。お山に来てから、季節の移ろいを濃く感じるようになりました。春には緑が一斉に芽吹き、花々が咲きみだれ、夏には太陽の光と青い空、秋にはたわわに実ったお米や彼岸花、冬には木の葉が落ち、一面の雪景色も。
季節が少しずつ移ろうので、毎日通る道でも景色の変化にハッとさせられます。
そんな中で最近、秋を感じるなと思うのが、彼岸花です。

赤くて、綺麗なだけじゃなく不思議な印象をまとった彼岸花。秋になるとあちらこちらでふっと咲いて、こんなところにも咲いているのかと驚かされます。
名前の通りお彼岸に咲くことから彼岸花という名前がつけられたそうですが、別名がなんと1000個もあるそうです。そんなに呼び名があることにびっくり! 彼岸花を彼岸花とは言わずなんと呼ぶのだろうと調べてみると、
有名な曼珠沙華(マンジュシャゲ)はもちろん、「幽霊花」や「地獄花」などなどなんだか怖い名前が……!
彼岸花の根っこには毒があり、もぐらよけになったそうです。昔は、もぐらに遺体を荒らされないよう、彼岸花が墓地に多く植えられていたんだそう。
墓地=怖いイメージなんでしょうね。皆さんは、彼岸花のことをなんて呼んでいますか?

私は、あんまり不吉なイメージはなく、彼岸花を見ると夏の終わりと秋の始まりを感じるので、名付けるなら「秋おしらせ花」でしょうか。なんのひねりもなく、そのままですが(笑)
今まで彼岸花が咲いてるところしか見たことなかったのですが、枯れた後に、葉っぱが出てくるそうですね。葉と花を一緒に見ることができないという不思議な性質を持っているみたいで。花が枯れたあとは見向きもしなかったのですが、それを聞いて、ぜひ葉も見てみたいと思いました。どんな葉なんだろう?

佐賀のお山にきて、自然が近くなったというか、興味が出てきました。今までは、季節はなんとなく通りすぎていたような気がします。より濃く季節を感じられるのはお山ならではですね。
彼岸花以外にも、佐賀のお山の秋は栗やりんごや新米など美味しい秋の味覚がたくさん。まさに食欲の秋です! 書いているとよだれが……(笑)
食べ物だけでなく、もう少ししたらお山も色づきはじめ、紅葉が美しい季節がやってきますね。
秋のお出かけにお山にぜひ遊びに来てくださいね。




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<取材記者>
鵜飼 優子
「佐賀のお山の100のしごと」記者/地域の編集者(地域おこし協力隊)
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<取材記者>
鵜飼 優子「佐賀のお山の100のしごと」記者/地域の編集者(地域おこし協力隊)
大阪府高槻市出身、ひつじ年。今まで暮らしたことのある地域は、北軽井沢、阿武、萩、佐伯、そして個人的にもご縁を感じている佐賀のお山にやってきました。幼稚園教諭やドーナツ屋さんなど様々なことにチャレンジしています。将来は、こどもとお母さん、家族が集える場所を作ることが目標。佐賀のお山の暮らしを楽しみながら情報発信しています。

