グリーンレタープロジェクト

地域:   嬉野市
事業名:  ちゃよりプロジェクト
実施主体: ちゃよりプロジェクト実行委員会
補助名 : スタートアップ支援事業費補助金
取組期間 :2020.2.26~2022.3.31

若手茶農家の抱える危機感

“およそ580年前にお茶の栽培が始まったとされる嬉野市は、市内各地に茶園が点在し、生産から加工・販売まで一貫して行う茶農家が多く、全国的にも珍しく、茶農家ごとに味の違いを楽しめます。また、全国茶品評会で5年連続最高賞を受賞するなど品質においても高い評価を受けています。
しかし、お茶の消費量は平成18年ごろをピークに伸び悩み、年々お茶の単価が右下下がりなる中、後継者不足と高齢化から離農する茶農家も多く、耕作放棄された茶園は目に見えて増えつつありました。”

お茶を楽しむ新たなカタチ!

“お茶を贈る” という文化を何か新しい形で再び表現できないか。若手茶農家有志16名は「グリーンレタープロジェクト」を企画しました。その名の通り、お茶を便りとして贈ろう(送ろう)という取組。嬉野を訪れた人は、各茶農家のお茶をパッケージに入れ切手を貼って簡単に郵送できます。佐賀県出身アーティストの協力により開催したお絵描きイベントで地域の子どもたちの描いた嬉野らしさが詰まった絵がパッケージに使われています。

地域との連携

今後は、嬉野市内の全旅館での販売を目指すほか、市内の焼き物などの特産品とコラボした商品づくりを行い、茶農家だけでなく、地域全体で作り上げていく取組となることを目指しています。