加唐小中学校にて。
先日、児童生徒による加唐島名産の椿の実の収穫がありました。子どもたちは、島の方にレクチャーを受けながら椿の実を収穫します。教科書の写真ではなく、椿の色、重さ、香りなど、本物を直に手に取り学びます。また、島の方々から上手な採り方を教えてもらい、友達と協力しながら収穫することで自然とコミュニケーションを図る大切さも学びます。
子どもたちは、木に登って椿の実を採ったり種を探し集めたり、積極的に動いて「楽しい！」と、生き生きと取り組んでいました。それを見て支えてくださる島民の方々。とても素晴らしい光景です。（木に登って実を採る生徒の安全のために、島の大人が支える場面もありました(;_;)/）最後には、生徒が椿の種を1つ剥いてくれて、「これが椿油になるんです」と教えてくれました。島の方に教えられていた生徒が、今度は教える側に。この島での学びの素晴らしさを感じました。
（初めて種の中身を拝見した私は、銀杏の実かなと思ってしまいました。もっと勉強せねば(^^；）椿の収穫体験は、子どもたちにとても良い変化をもたらします。収穫を楽しみ、楽しむことで更に積極性・主体性のある行動や探求心が育まれ、また、ふるさとの本物に触れ続けることで島に対しての愛や誇りが生まれます。
自然に生かされ見て触れて、温かい方々に見守られて、学ぶ環境。「五感をつかった体験は生涯記憶に残る」と学校の信念があるように、子どもたちはふるさとや学校での体験・取組、島民の方々との関わり合いを通じて「生き抜く力」を学び成長していきます。それらはどれも欠けてはならない、とても大切なものです。
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