吉野ヶ里町には、ゆっくりと歩きたくなる理由があります。遺跡を望む川沿いの道、町の記憶を見下ろす高台、日常に根ざした食と、身体を休める湯。そこには確かに、人の暮らしが続いてきた時間があります。
吉野ヶ里遺跡を望む田手川沿いの河川敷 〜遺跡と川を流れる風に包まれる原風景〜


吉野ヶ里遺跡を遠くに望みながら、田手川の流れに沿って広がる河川敷。 視界を遮るものの少ない開けた景色の中で、遺跡のたたずまいと川がつくる時間の重なりを感じることができます。季節ごとに表情を変える草花や空の色が、古代から続くこの土地の記憶をそっと浮かび上がらせ、ただ立ち止まるだけでも吉野ヶ里らしさを味わえる場所です。
村制100年記念塔 〜百年の歩みを見下ろす、記憶の塔〜
平成元年、旧東脊振村の村制100周年を記念して建てられた「村制100年記念塔」。
併設された展望台からは佐賀平野を一望でき、夜には静かに広がる美しい夜景も楽しめます。
村制100年記念塔は、吉野ヶ里の高台に立つランドマークとして、地域の歴史と広がりを感じられる場所です。塔に設けられた展望台からは、平野の先に広がる有明海をはじめ、天候の良い日には阿蘇山、雲仙岳、多良岳まで見渡すことができます。 山と海、そして平野が連なる雄大な眺望は、この土地が育んできた時間のスケールを実感させてくれます。昼と夕暮れ、そして夜へと移ろう景色の変化も魅力のひとつです。
どん亭 〜まちの日常を支える食卓 。この町の、いつもの一杯を味わう〜
魚バター焼そば定食。(うどんかそばを選べます)香ばしく焼き上げた魚の旨みとバターのコクがじんわり絡む一品。定食ならではの満足感もあり、しっかり食べたいときにおすすめ。




吉野ヶ里町で30年地域に愛されている定食・和食のお食事処です。旬の新鮮な食材を活かした刺身や焼き魚、肉料理、サラダなど豊富なメニューをそろえ、家族連れはもちろんおひとり様まで幅広い層が訪れる賑わいのある一軒です。昼はボリューム満点の定食メニューが人気で、特に定食は小鉢やご飯が付いて満足度が高い内容になっています。夜は和食居酒屋として利用でき、ゆったりとした空間と多彩な料理で食事の時間を楽しめます。
お食事処丸安 〜佐賀の自然と食文化を、一膳のうなぎに込めて〜
まるやす定食(鰻一尾)
焼きにこだわる店主の想いと技を一膳に凝縮した、看板ともいえる定食です。ふっくらと焼き上げた鰻一尾に合わせるのは、佐賀県産の醤油を使い、素材の旨みを引き立てるやさしい味わいの特製タレ。

「焼き」への自信が、そのまま表れた一膳です。丁寧な下処理により、うなぎ特有の臭みは一切感じさせず、うなぎ本来の香りや脂の甘み、身の質がそのまま伝わる絶品です。


ふっくらと焼き上げたうなぎを、コクのある玉子で丁寧に巻き上げ、口に運ぶと、卵のやわらかな食感とうなぎの旨みが重なり合います。


うなぎの丸安は、佐賀の山々と豊かな自然に囲まれたうなぎ専門店です。「景色もごちそうの一部」という考えのもと、昨年整備した食事空間では、四季折々の風景を眺めながらゆったりと食事を楽しめます。食材は米や野菜を中心に佐賀県産を基本とし、うなぎは宮崎・鹿児島の良質なものを厳選。火入れと焼きに徹底して向き合い、一膳ごとに丁寧な仕事を重ねています。将来は自社養殖にも挑戦し、佐賀に根ざした新しいうなぎ文化の創造を目指しています。
山茶花の湯 〜絶景と癒しの日帰り温泉〜


薄明かりの照明に包まれた館内。
落ち着いた佇まいの建物は、周囲の自然とやさしく溶け合い、訪れる人を非日常へと導きます。吉野ヶ里の静かな環境に位置し、日常から少し離れて心と体を整えることができる温浴施設として、地域の人々にも親しまれています。
「ひがしせふり温泉 山茶花の湯」は、脊振山系と佐賀平野を望む高台に位置する日帰り温泉施設です。地下約1,800メートルから湧く天然温泉は肌あたりがやさしく、露天風呂や内湯、家族風呂など多彩な湯船でゆったりと楽しめます。四季折々に表情を変える自然を眺めながら過ごす時間は、日常を忘れさせてくれるひととき。食事処や休憩スペースも備え、観光の合間や休日の癒しスポットとして人気です。
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▼福山 徹さんインタビュー
佐賀県吉野ヶ里町で、年に一度静かな通りがにぎわう日があります。「FREE COFFEE WALK」を続ける「OK COFFEE Saga Roastery」店主・福山さん。人口減少や街の変化を前向きに捉え、コーヒーを通して人と地域をつなぐ、その歩みと思いを伺いました。
【インタビュー】商店街を知らない子どもたちへ。OK COFFEEオーナー福山さんが残したい商店街の記憶と風景「FREE COFFEE WALK」 | よみもの | 佐賀県地域づくり公式サイトさがじかん
福山 徹(ふくやま とおる)さん
OK COFFEE Saga Roastery オーナー
佐賀県吉野ヶ里町出身。三代続く判子製造業を継ぎながら、「OK COFFEE Saga Roastery」を拠点に、コーヒーを通した地域活動を展開。人口減少や街の変化を前向きに捉え、継続することの力を大切にしながら、地域の記憶と未来をつなぐ活動を続けている。
https://www.rakuten.co.jp/okcoffee
https://www.instagram.com/toru_fukuyama







