佐賀のお山暮らしで困ったこと
- 2020.12.31
- written by 鵜飼 優子

こんにちは。鵜飼です!
前回、編集部それぞれが『移住のきっかけ』をテーマに書きました。大都会の東京や大阪から佐賀のお山への移住だったので、楽しいことや発見はもちろんありましたが、困ったこともそれなりにあったのです。1年ほどたった今だからこそ思う山暮らしの困りごとを、それぞれの視点で書いてみますね。
いいことばかりが人生でも移住でもありません。「こまったな~」と思うことだってしばしば(笑)
佐賀のお山の暮らしのリアルを感じていただけたらと思います。
あくまで個人的な「困ったな~」ですので、「そういうこともあるんだな!」と愉快に読んでもらえると幸いです!
1人1台!? 車が欠かせない佐賀のお山暮らし

困ったことをお伝えする前に地方の車生活をご存知でしょうか?
佐賀のお山の暮らしももちろん車が欠かせません。1人1台所有している家庭が多いように感じます。実際、佐賀県の軽自動車保有率は全国3位だそうです。
大阪は1人1台はなかなかありえません。そもそも何台も止められる広い敷地がないです。基本は一家に1台です。
それに比べて佐賀県は1人1台はあって、農家さんだと1人2台(軽トラックと自家用車など)持っている方もいらっしゃいます。
大阪の実家に住んでいた時は、一家に何台もあるお家は「お金持ちなんやぁ」と思っていました。その感覚で佐賀に来てみて、びっくり!!
「一家に何台車あんねん! なんで車庫こんなに広いねん!」と思わずツッコんでしまいました。
車庫の広さに関しては、家もう一軒建てられるよねと思うくらい広いお家もありました。
佐賀のお山で暮らし初めて1年弱。もちろんわたしも車で通勤し、取材先へも自分で運転して移動します。家から車まで歩いて、そのあとは車で移動するという日々。
佐賀のゆたかな食と車生活が招いたからだの変化

佐賀の食生活はとっても豊か。素材がまず美味しいのと、知っている人が作っている安心感。ごはんがうまい!!
うまいご飯と車生活。もちろんぷくぷくと順調に育ってきました。そう、お腹のお肉です。
佐賀暮らしで困ったこと。太りました! そりゃそうです。運動せず、美味しいもんばかり食べているからです。必要以上に栄養を取ってしまっているのです。
顔がぷくぷく、お腹の肉もぷにょぷにょ。元々体質的にやせ型ではないのですが、あきらかに太りました。
これはあかんと思いました。都会より地方の暮らしのほうが健康的だと思っていたのは、少し違ったようです。
車社会にどっぷり浸かったせいなのか、山での暮らしの中で歩こうという気にならなかったのです。500メートル先の郵便局へも車で行き、趣味の散歩もしない日々が続きました。歩き方がぎこちなくなってしまったぐらい……。
大阪にいるときは2kmなら歩こうかと思っていましたし、近くの河川敷を1時間くらい歩いたりしていました。それなのに……。
もちろん佐賀のお山の暮らしは、車が欠かせませんし、車のおかげで行動範囲が広がり色んな佐賀を味わうことができました。
だけど、意識しないとほんとに歩く機会が減ります。地方の暮らしは健康的と思っている皆さん。案外そんなことはないのです。
だから最近は、職場でお昼ご飯のあと歩いてみたり、郵便局までダッシュしてみたり。
お世話になっている農家さんと嘉瀬川ダムの周りを歩いてみたり。
そうして無理やりでも歩くと、元気になります。血が巡ります。
佐賀県では、「SAGATOCO(さがとこ)」というアプリがあります。歩いた歩数を計測して、会社内で競ったり、歩いた分でポイントがもらえる素晴らしいアプリです。
わたしも登録しております。興味のある方はぜひ入れてみてください。
鵜飼の佐賀のお山の暮らしで困ったことは、太ったことでした。ただ今現在は歩くことと食べ物を気をつけるようになったので、戻りつつあります。
佐賀のお山は歩いても気持ちいい場所がたくさんあるので、次回ご紹介したいと思います。
寒い日が続きますね。どうぞ、身体に気を付けて、2021年をお過ごしくださいませ。


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<取材記者>
鵜飼 優子
「佐賀のお山の100のしごと」記者/地域の編集者(地域おこし協力隊)
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<取材記者>
鵜飼 優子「佐賀のお山の100のしごと」記者/地域の編集者(地域おこし協力隊)
大阪府高槻市出身、ひつじ年。今まで暮らしたことのある地域は、北軽井沢、阿武、萩、佐伯、そして個人的にもご縁を感じている佐賀のお山にやってきました。幼稚園教諭やドーナツ屋さんなど様々なことにチャレンジしています。将来は、こどもとお母さん、家族が集える場所を作ることが目標。佐賀のお山の暮らしを楽しみながら情報発信しています。

