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2022.03.30
先人からの「預かりもの」を受け継ぎ次世代に。 日本伝統工芸技術の継承者 No.046 花鏨(はなたがね)彫金家 有馬武男さん
「コンコンコンコン」と、リズミカルな金属音が響きわたる工房。日本古来の金工(きんこう)技術と西洋のジュエリー技法を融合して、美しい伝統工芸品を生み出す、『花鏨(はなたがね)』。心地良い音が響く先では、彫金家の有馬武男さん(47)が鏨(たがね)で金属板を刻み、作品に命を吹き込んでいる。自然を
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2022.03.25
パンもうつわも人との人生もコネル パンと器のコネル No.044 今村茂樹さん、志麻さん
自宅兼工房にて脊振の中でも家が立ち並ぶ中心地から山へぐんぐん登っていくと、白木(しらき)という集落があります。その集落に2年ほど前に移り住んできた今村一家は、空き家を改修し、現在、自宅兼工房にして、「パンと器のコネル」というお店を営まれています。パンを作る志麻さんと器を作る茂樹さん
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2022.01.31
おじいちゃんから受け継いだ北山そばを育てていきたい「木漏れ陽」 No.042 そば・そばの芽農家 友田勢士さん
標高400m付近にある三瀬村。そば屋が立ち並ぶ国道沿いの道はそば街道と呼ばれるほどです。そんなそば街道から、少しだけ離れた場所に位置する「そばの芽料理とそばの店 木漏れ陽」。お店は集落の真ん中にあります。ひっそりした場所ですが、シーズンには駐車場がいっぱいになり、道路に車の渋滞ができるほど
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2022.01.19
「食べた時にホッとしてほしい」と願いを込めて。愛され続けて90年の老舗饅頭屋。 No.041 北山饅頭3代目 藤田千秋さん
早朝6時。まだ薄暗く、霜が辺り一面を覆う寒い冬の朝。明治元年に建てられたという古い民家に明かりが灯り、いい匂いの湯気が上がっている。佐賀市富士町にある老舗饅頭屋「北山(ほくざん)饅頭」。 懐かしさを感じる饅頭を求め、地元のみならず遠方からも人々が買いに来るという。何と言っても私の一
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2021.12.10
笑い声が響きわたる、仏のような頼れる農家 No.040 木下堂 木下健一さん
富士町古場で主に葉物野菜とお米を作られている農家の木下健一さん。大きな瞳とさわやかな笑顔が印象的で、「みんながほんとに必要をしているものを提供できるかどうかなんです」とはつらつと答えてくださいました。奥様と健一さんのお母さんとともに農業を営みながら、3人のお子さんと暮らされています
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2021.09.27
3世代で育てるリンドウ農家 No.036 豆田花園 高増浩太郎さん
秋の花として知られるリンドウ。その根は昔から漢方にも使われてきたそうです。そんなリンドウを富士町で育てている豆田花園の高増浩太郎さん。高増さんは奥様の実家である豆田花園を継がれ、奥様とお義父さん、お義母さん、お義祖父さんと一緒に家族でリンドウ栽培されています。農業に関わりが
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2021.08.31
「農ある暮らし」実現へ No.035 恵良農園 恵良裕一郎さん、五月さん
佐賀市富士町で農業をされている恵良農園の裕一郎さんと五月さん。農薬や化学肥料に頼らない野菜作りをされています。恵良さんが作るピーマンやナスは、みずみずしく、野菜のうまみがたっぷり。最近では、町に暮らす人が山で「農ある暮らし」の体験ができるよう、農作業とキャンプを組み合わせた企画もさ
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2021.07.31
先日、脊振町にある陶房石にお邪魔して焼き物体験会を見学させていただいた。私は、幕末に建った古民家の片隅にある工房で、ヒグラシの鳴き声を聞きながら物思いにふけっていた。「陶芸は、未来を作ることに似ているのかも」と。 ろくろ体験をしている様子 クルクルと回るろくろに乗せ
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2021.07.29
指導者であり、修業者。世界へ伝える剣の道 No.033 武道具専門店「天風堂」店主 田代潤一さん
佐賀県に来てから、剣道をされている方に出会うことが増えました。佐賀県では、小学校で剣道の時間があるくらい盛んです。どうしてこんなに盛んなのか。「九州人の気性もあるでしょうね」と答えてくれたのは田代潤一さん。小学5年生から剣道を始め、現在は唐津市厳木町で武道具専門店を経営し、剣道に関
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2021.06.30
「農業は嫌いじゃないないけど、好きじゃない!」正直すぎる農家の産直生活。 No.031 ヨシハラ農園8代目 吉原誠さん
七山地区は開けた平らな土地が少なく、多くの農家さんが急峻な土地を切り開いて田畑を作るか、傾斜地と気候を活かして果樹を育てている。ヨシハラ農園8代目 吉原誠さん(61)もその一人。ヨシハラ農園の長男として生まれ、高校卒業と同時に18歳で跡を継いだ。生まれも育ちも七山という生粋の「七山人」であ
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2021.05.31
緑が美しい季節になりましたね。お山にはいろんな植物が生えていて、天ぷらなどにしてそのまま食べられるものや手を加えて加工して使うものなど、使い道がたくさんあります。佐賀のお山に暮らす皆さんは、昔から山の植物と共存して暮らしていて、植物のことをよく知っておられます。季節ごとに山に入られ
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2021.05.30
【夏間近?!】自宅で採れた梅でシロップをどうしても作りたい衝動が、私を突き動かす!
どうも~地域の編集者すぐポン太こと山本卓でございます。私が、梅シロップに出会ったのはちょうど1年前、三瀬村の農家民泊『具座(ぐざ)』さんから畑について教えていただいている暑い夏の事でございます。畑の作業を終えると、氷の入った飲み物を差し入れてくださいました。一口飲んで「なんだこのさわやかで
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2021.05.19
地元でできることをまっすぐに。やさしい花を育てる森花園 No028 森眞純さん
手間暇かけて、愛情たっぷり育った花たち本日はよろしくお願いします。まずは、花農家さんのお仕事について教えてください。父の代から花を育てていて、2代目として、現在5種類の花を作っています。年間4万~5万鉢作って、関東から宮崎まで全国の市場に出荷しています。
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2021.04.01
自分が大好きだった自然環境を子どもたちに伝えたい No.026 NPO法人みんなの森プロジェクト 油布加菜美さん
小さいときの好きな遊びにどんぐりや木の実を拾ってままごとをしたり、お花を摘んで、木の実と一緒に工作でしてみたり……そんな経験をしたことがあるひとは多いのではないでしょうか?私も自身も近所の河川敷で花を摘んだり、角がまるいつるんとした石があったら拾って集めたり……。自然のもの