22吉野ケ里町

やっかいものが、音楽になった。

竹楽器を通した、里山の環境整備と異世代交流活性化事業 [吉野ヶ里バンブーオーケストラ]

地域の課題解決のための取組が、同時に、地域の魅力をつくる資源になる。里山整備のため伐り出した竹を活用した楽器で演奏する、バンブーオーケストラの取組は、発想がもたらす力を教えてくれる。楽器づくりは、活動2 0 周年を迎えるにあたり挑戦することとした新たな試み。団員自らが楽器制作のスキルを身につけることで、活動を継続・発展していくことを目指している。竹の楽器が奏でる音色は、里山保全の大切さを伝えるとともに、地域における新たな交流を生み出していく。

節目の年に挑戦した楽器づくり。自ら手を動かす時間が、活動に対する更なる愛着を生んでいく。
繁殖力が強く、ともすれば「やっかいもの」になってしまう竹。活用方法を見出すことで、楽しく前向きに地域の美しさを守っていける。
みんなで切り出した、美しい楽器のパーツ。狙った音を奏でてくれるよう、ひとつひとつの作業が真剣勝負。