平原地区元気創生の取り組み

場所:唐津市

取組期間:H29.7月~

地域の衰退

唐津市浜玉町の東部に位置する平原地区は、三方を山に囲まれた標高約80~600mの中山間地域であり、地形を活かしたみかんなどの果樹栽培が盛んな地域です。1970 年代までは、みかんブームに地域全体が賑わっていましたが、全国的な過剰生産や消費者嗜好の変化に伴い果樹栽培は徐々に沈滞化し、離農者の増加、後継者不足が加速。そのような中、2015年地域の買い物の場・寄り合いの場を担っていたJA平原支所が統廃合により閉店し、地域の衰退に拍車をかけることになってしまった。

平原の自然・景観を次世代につなぐ

地域の衰退に危機感を抱いた有志12名が2017年4月「平原ふるさと館有限責任事業組合」設立。地域の課題や強みについてフィールドワークや意見交換会を重ね検討し、地域の強みである『豊かな自然と多様な農産物を次世代につなげていくこと』を目指し、「耕作放棄地」と「旧JA跡地(平原ふるさと館)」を活用し、再び地域に世代間交流の場・農業に触れ合うことができる場・買い物の場・販売の場を創出する取り組みを地域を巻き込みながら行い始めた。

地域に根付く取組へ

耕作放棄地を活用し都市部の方も招いた「農業体験」の実施や地域の買い物・販売の場となるの「マルシェ」の定期開催。また、これまで途絶えていた平原全7地区で行うお祭り「サマーフェスティバル」の開催など、地域課題を解消するだけでなく、魅力ある地域へと動きだしている。また、農産物の加工品作りを地域で行い、新たな副収入を創出するために地域のお母さんたちを巻き込んだ「キッチンづくり」の取り組みも進んでいる。地域に愛され根付く取り組みへ、一歩ずつ歩んでいる。