
- 着任年月
- 令和2年10月
- 活動地域
- 大町町
- 活動拠点
- 大町町役場
- 委嘱されている活動
- 令和元年の佐賀豪雨による被災者への支援、被災地の復旧・復興及び防災減災に関する活動。
- 出身地
- 佐賀県(前住所 神奈川県)
- 地域おこし協力隊になる前は?
- 災害支援を専門に行うNPO法人の職員として約4年間災害支援に関わってきました。昨年の佐賀豪雨では、NPO職員として大町町と武雄市で支援活動を行いました。
地域おこし協力隊になったきっかけは?
武雄市に拠点を持ち活動している、(一社)おもやいの代表より大町町で災害支援担当を募集していると紹介されたのがきっかけです。もともとNPO職員を退職することが決まっていて、地元でもある佐賀に帰ろうかと考えていた時だったので自分の経験を活かして活動できるならと思い応募しました。
活動内容および一番心がけていることは?
昨年被災された方々への状況確認を行っています。いまだにみなし仮設住宅で生活されている方もいます。入居期限が2年と決まっており、次の見通しが決まらず不安に思われてる方々に活用できる制度や、困りごとを解決できそうな支援者をご紹介したりしています。
地域的には落ち着いているように見えますが、1人1人と話していると災害に関する不安や不満をそれぞれお持ちです。災害については役場だけでは解決できない課題もあります。住民の意見も聞き、役場と地域と一緒に災害に取り組めるようにしていきたいと考えています。
これから力を入れていきたいことは?
まずは、昨年被災された方々が安心して生活できるようにサポートしていきたいと思っています。
それと並行して、大町町の防災減災の取り組みも始めていきたいです。しかし、町民の方と一緒に取り組めないと意味がないので、まずは地域と繋がることから始めます。
地域にはいってびっくりしたこと
町の作りが入り組んでいるのが面白いなと感じます。炭鉱町の名残もありますし、迷路のような道ばかりで知らない道を通るときはうきうきしますね。
今はまっていることは?
プロジェクターを使って、大画面で映画を見ることにはまっています。
町内の方へひとこと
昨年発生した水害を含め、地震や土砂崩れなどの災害が大町町でいつ起きても不思議ではありません。災害をなくすことは出来ないかもしれませんが、備え、被害を少なくすることは可能なので皆さんと一緒に学び、準備したいと思っていますので、よろしくお願いします。
町外の人にひとこと
佐賀県で一番災害対応に強い町にするので、大町町に引っ越してきてください。
地域おこし協力隊を志す人にアドバイスを
地域のスピード感も大事にしつつ、新しい風となって地域を盛り上げていける人材になってもらえればと思います。自分自身もそうありたいと思って活動しています。
(スタッフより)
紹介記事で掲載している画像は、公門さんの畳替えの作業の様子です。
公門さんは昨年の豪雨で被災した高齢のおかあさんと話をしていて、災害後に新しく畳を敷いた和室が臭うということで、確認に行きました。畳をめくると、裏面にカビが繁殖しており、これが臭いの原因となっていたようです。畳を1枚1枚消毒し、乾燥させもとに戻しました。
おかあさんは、臭いもなくなりやっと気持ちがすっきりしたと喜んでおられました。