色んな人の考えに触れることが好き
石神 恵美子さん(佐賀県全域)

石神 恵美子さん
Profile
着任年月
令和3年12月
活動地域
佐賀県全域
活動拠点
佐賀市内、古湯
委嘱されている活動
アフター移住サポーター
出身地
埼玉生まれ、茨城育ち
地域おこし協力隊になる前は?
映画情報サイトの編集者・記者、オーストラリアの日系出版社の編集者

地域おこし協力隊になったきっかけは?

東京での生活を経て、オーストラリアでの自然との距離が近い暮らしに居心地の良さを感じていました。
オーストラリアでは記録的な山火事や、サンゴ礁の白化を目の当たりにしていたので、環境問題への意識も自然と高まり、現地のエコヴィレッジを訪れた際には、資本主義に頼り切りではない幸せな生活の在り方に感銘を受けたのを覚えています。
そんな矢先にコロナ禍となり帰国し、再び東京で働くかどうかを迷った中で、オーストラリアでの生活に近い暮らし方ができるのではないかと思い、地方移住を考え始めました。九州を移住地候補に決めてから、1つの地域を2~3週間くらいずつかけて旅をし、佐賀もその際に訪ねた地の1つです。
その後、有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」での移住フェアにて、佐賀県庁で地域おこし協力隊の募集を行うという案内を受けたことをきっかけに応募しました。長らくアドレスホッパー的な生活をしていたので、佐賀県全域が活動拠点になることが魅力的だなと思いました。

一番心がけていることは?

あえてあげるとすれば、頑張りすぎないこと。
これまでの経験から、仕事となると根詰める傾向があったので、手を抜くということではなく、ワーク・ライフ・バランスを意識しながら地域おこし協力隊の活動をしていけたらいいなと思います。私生活でも佐賀の魅力に触れ、それを活動に生かしていきたいです。

 

これから力を入れていきたいことは?

佐賀県内全域が活動エリアになっているので、まずは、それぞれの市町で活躍されている方々と仲良くなっていきたいです。そして、地元・移住者の方、区別することなく、みんなが参加することでわくわくできるような、安心できるような、そんなコミュニティを作りたいと思っています。
その手段として私自身まだまだ知識不足ですが、パーマカルチャーを下地に、“みんなで食べられる庭作り”のようなことを実現できたらいいなと思っています。日本の農的暮らしは高度な知的文化だったと言われることが多いです。九州を旅した際に、有機農家さんに昔ながらの知恵を教えてもらうことがとても楽しかったですし、初めて田植えを経験したときには、天気の様子を伺いつつの作業で大変ながらも、部活をしていた時のような達成感を久しぶりに味わいました。(その後、みんなで食べるご飯のおいしいこと!)
農が身近にあった世代からは昔ながらのノウハウを、そうではない世代からは斬新な発想力をもってして、その時々の参加者によって有機的な交流が生まれていく、そんな場を形成できたらいいなと思います。今現在は、佐賀に暮らす人々をオンラインとリアルでつなぐプロジェクト「GOOD NEIGHBOURS ONLYグッド ネイバーズ オンリー)」を進めています。
佐賀へ引っ越ししてきた人にデザイン性の高いカードを配り、
そのカードからInstagramのQRコードを読み込んでもらいます。
アカウントで協賛カフェの紹介をしているので、カードを持ってカフェに足を運んでもらうと、ちょっと良いことがあるかも(!?)という企画です。リアルでのイベントも行っていく予定ですし、Instagramの質問箱やライブ配信といった機能を使って、佐賀に暮らす人がオンラインでもゆるくつながれるようになるといいなと思っています。
詳細はアカウント(@goodneighboursonly)をご参照ください。

地域にはいってびっくりしたこと

水がきれいなこと。関東に住んでいるときはミネラルウォーターを買っていたので、古湯に住んでから、蛇口をひねって出てくる井戸水のおいしさにびっくりしました。野菜や果物もおいしく、地産地消できるのもうれしいです。

今はまっていることは?

温泉に入ること。佐賀の名産品を食べること。

佐賀県内の方へひとこと

これからお世話になります。いろんな人と交流していきたいと思っていますので、気軽に声をかけてください。

地域おこし協力隊を志す人にアドバイスを

私からのアドバイスは特にありません!