セカンドステージでもチャレンジ精神を忘れず、地域の多くの人たちと一緒になって汗をかきたい
井手 研一さん(多久市)

井手 研一さん
Profile
活動地域
多久市
活動拠点
多久市観光協会
委嘱されている活動
・観光事業支援(PR活動や各種イベントのサポートなど。多久市観光協会に常駐)
・地域づくり活動支援(各種団体の活動支援や商店街活性化など)
出身地
唐津市
地域おこし協力隊になる前は?
会社員(佐賀市内の企業)

地域おこし協力隊になったきっかけは?

40年近いサラリーマン人生を退き、セカンドステージをどう生き、どう楽しんでいくかを考えたが、「これまで実社会で培ってきた経験やキャリア、ノウハウを生かし、少しでも地域に恩返ししたい、貢献できるようなことに挑戦したい」と思った。未経験で全く違う分野での「ゼロからのスタート」。不安を抱えながらも60代になってもチャレンジ精神を忘れず、地域の多くの人たちと一緒になって汗をかきたい。

活動内容および一番心がけていることは?

「よそ者である」という視点や感覚を忘れないように心掛けている。地域になじんでいくと、いろんなことを無意識のうちに受け入れ、それが当たり前と思い、問題意識や気付きが希薄になりがちになる。「よそ者視点」で人との出会いや縁を大切にしながらも「程良い距離感」を保ち、良好な人間関係を築いていきたい。

また自らテーマや目標を持って活動するように努めている。3カ月、6カ月、1年というスパンの中、与えられたミッションに対し、自分に何ができるのか、何をしたいのかと自問している(自問するばかりでなかなか答えが見出せないでいるが…)

これから力を入れていきたいことは?

観光事業も地域づくりの重要な要素の一つと考えている。多くの地域が直面している少子高齢化、人口減少時代にあって「持続可能な地域づくり」とは何か―。漠然としているが、そこに住む人たちが地域に愛着と誇りを持ち、安らぎや心地良さ、心の豊かさ、楽しさを実感できるような地域の実現ではないかと思う。
多久には儒学の祖・孔子を祀る多久聖廟(国の重要文化財)があり、論語の教えが今も息づく「精神的な地域資源」を持っている。論語の一つ「近き者説べば 遠き者来る」(ちかきものよろこべば とおきものきたる=そこに住んでいる人々が喜ぶような政治をすれば、よその人も慕ってくるようになる)。そんな観光地づくりや地域づくりを目指していきたい。

地域にはいってびっくりしたこと

多久市には多久聖廟があり、かつて炭鉱の街だったという程度の知識はあったが、住んでみて、豊かな自然に恵まれている地域だとあらためて実感した。

今はまっていることは?

多久の良さを広く知ってもらうため、情報発信力をさらに強化していくこと。地域の話題や風景などをインスタグラムやフェフェイスブックに積極的にアップするように努めている。

町内の方へひとこと

意識して探すと、多久の良さがいっぱいあります。自信を持って周りの人に自慢していきましょう。多久はまだまだ「伸びしろ」があります。

町外の人にひとこと

現存する孔子廟として日本で最も古い多久聖廟をぜひ訪ねてください。世知辛い世情をしばし忘れ、静謐な時間を過ごすことができ、きっと心が癒されますよ。そして孔子の教えである論語に触れてほしい。孔子が最も重要視したのが「仁(思いやり心)」。何かに悩んだり、迷った時などに論語の教えが解決のヒントになるかもしれません。

地域おこし協力隊を志す人にアドバイスを

アドバイスできるほどキャリアを積んでいないので参考にならないと思うが、興味があること、やってみたい活動であれば、挑戦してみること。ただし、それなりの覚悟を持つことが何より大切。自分が思い描くものと現実には必ずギャップが出てくる。そのギャップを承知した上でぜひ挑戦してほしい。また私のようなシニア世代の地域おこし協力隊が増えることを期待したい。

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