「有田のファンになってください!」
富田 紗貴さん(有田町)

富田 紗貴さん
Profile
着任年月
令和1年12月
活動地域
有田町
活動拠点
有田町役場/佐賀県窯業技術センター
委嘱されている活動
窯業の担い手育成事業
出身地
東京都新宿区/有田/福岡/ドイツ

地域おこし協力隊になる前は?

営業職10年を得て、ドイツで5年半子育てに専念

地域おこし協力隊になったきっかけは?

東京、福岡、ドイツにいた時も、有田町が好きで地域を盛り上げたいという気持ちが強くありました。昨年、有田町が移住希望者に貸し出ししているお試し住宅を3週間利用させて頂き、すごく良かったのですが、実際に有田町に住むには仕事や生活の基盤をゼロから組み立てないといけない…という悩みがありました。

それでも思いが募り、「日本に帰ろう!日本に帰るならやっぱり有田がいいな。」と有田町協力隊OBの“佐々木氏”に住宅の相談をしたところ、「ARITA STARTUP HOUSE」に住むことになりました。そこで仕事の話になり、タイミングよく地域おこし協力隊の募集を紹介して頂きました。今までの私の想いを実践できる場所が有田に!呼ばれたのかなと思う程タイミングが良かった。住むところも仕事も有田町で叶い、来ない理由が見つかりませんでしたね!私が30年想い続けたことだから、もう私以外の人がやるわけにはいかないでしょ?(笑)

活動内容及び、一番心がけていることは?

窯業の担い手育成というと難しく捉えがちですが、まずは有田に住む子供たちに有田焼の素晴らしさや文化を伝えることを主軸として、できることをやっています。有田町は農業を中心にした町と、有田焼などの産業を中心とした町が合併して生まれた町ですが、有田というと「有田焼」と言われがちなんです。私の仕事もその部分をクローズアップされていますが、有田町には美味しい水、お米があります。農業、産業お互いの良い素材を引き立て、町のどこに住んでいる人からも来てくれてよかったと、少しでも感じてもらえるよう心がけて活動していきたいです。

これから力を入れていきたいことは?

まずは有田焼の勉強!奥が深く楽しみ方も様々です。私が有田町や有田焼のファンになったように、有田焼に携わりたいと思ってくれるファンを増やしたいです。あとは家族に有田に来てよかったと思ってもらえるようにお母さんとしても頑張りたいです。特に娘にとってはドイツでの生活があたりまえの日常で、友人達にもとても恵まれていたので「なぜ日本に帰ってこないといけなかったのか」と我慢している部分はあると思います。自分が楽しむことも大事ですが、家族をおいていかないようにしたいです。

地域に入ってびっくりしたこと

魚の新鮮度と安さ!
方言は幼い頃に有田に住んでいたので、周りから「もうすっかり有田弁やん」と言われますが、家族からは「ママ変なしゃべり方してる」とまだまだ聞きなれない様子ですね。ドイツ語、英語、有田弁が飛び交う多言語環境な空間です。
あと「どこに住んどると?」と聞かれ、都会だと「新宿区です。最寄りの駅は○○です。」くらいの会話で終わりますが、有田ではピンポイントに家の場所を聞かれます。(笑)私は違和感なかったのですが、都会に住んでいた方にとってはびっくりするかもしれません。でも、おすそ分けを持ってきてくれたり、遊びに来てくれたり、受け入れてもらって有難いなぁと感じます。

はまっていること

有田町の酒屋さんに足繁く通っています。ドイツではなかなか手に入らなかった美味しい日本酒を飲むことにはまっています。家を改装する際手伝ってくれた方々に、感謝の気持ちで夕飯に招待しています。みんなで食卓を囲み日本酒を楽しむことが週末の恒例となっています。もちろん素敵な有田焼の器でいただいています。

町内の方へひとこと

大好きな有田に戻って来れて幸せです。これからどうぞ宜しくお願いします。

町外の方へひとこと

有田町は、いろんな分野で楽しいことや素敵なことがあるのでぜひ遊びに来て有田のファンになってください!

協力隊を志す人に

協力隊のシステムは、良い所、悪い所があると思いますが、やりたいことがあって地域のファンを増やしたい方にとっては、すごくいいシステムなのではないかと思っています。地域とかかわることで、お給料をもらいながら勉強や挑戦ができる。どれだけ強い想いをもって移住してきてもゆかりのない町では、出来ることが限られてきますが、地域おこし協力隊としてだと、市町の協力や、見てくれる人がいっぱいいるので、自分のやりたいことが実現できるすごく良いシステムですよね。それを理解したうえで感謝の気持ちを持って仕事をしたら挑戦がしやすいと思います。

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