防災講座@大町町

大町町の地域おこし協力隊公門さんが、町内の公民館で防災講座を開催しました。ほとんどがシニア世代の方で約30人が集まりました。

はじめに大町町の職員さんから、発砲スチロール製の避難所のベッドの組み立て方についての講座がありました。 2~3分で大人が使えるベッドが組み立てられます。やり方も簡単で、被災時にはみんなで協力できるようになってほしいとよびかけていました。次に公門さんから、家屋が浸水した場合についての講座がありました。
まず地域のハザードマップで皆さんに危機意識を持ってもらいます。被災した時に罹災証明書を受け取ること、デジタルカメラなどで家を撮影して記録することを伝えました。高齢の方はスマートフォンなどで写真を撮る習慣があまりないので、知ってもらう事は大切だと思います。浸水した床や壁の後片づけについて、修繕の費用を少しでもおさえたいなら、床よりも壁の対処に注意が必要など、公門さんの被災地支援での経験をもとに具体的にお話がありました。浸水した水は上へしみ込んでいき、家へのダメージが進んでしまいます。一刻も早い対処が必要なのだそう。最後は非常食について。アルファ米の実物を見せて袋を開けてここまで水を入れるなど皆さんに見てもらっていました。大町町の役場から、実際に食べてみてほしいと、参加した皆さんに配られました。公門さんは被災地支援の経験から、話の引き出しがいっぱいあるようです。作業時の服装ひとつにしても細かいエピソードがあって、聞き入ってしまいます。これからも皆さんにお話をしていってほしいと思いました。

※県では、地域おこし協力隊の定住に向けて、令和2年度より協力隊と市町への支援を強化しています。