令和5年5月23日 白石高校地域連携講座

県内協力隊が白石高校で授業をしました!

5月末、白石高校の1年生に向けて地域連携講座が行われました。
この授業は白石高校で毎年行われており、地域の中で活躍する人に地域の現状や課題について直接レクチャーを受け、地域課題に対する理解を深め、当事者意識を持って『総合的な探究の時間』の活動を進めてもらう意図があるそうです。

白石高校よりオファーを受け、この地域連携講座で下記4名の協力隊が授業を行うということで、木村さんからのお誘いもあり、授業を覗きに行ってきました👀
・県協力隊 木村瑠々花さん(地域の移動手段)
・県協力隊 武田有里子さん(多文化共生)
・大町町協力隊 平井奏さん(福祉・子育て)
・大町町協力隊 公門寛稀さん(防災・減災)

協力隊のみなさんは各ミッションの内容と、高校生たちが普段過ごす白石の街の状況を照らし合わせながら資料を示しました。
グループワークや協力隊員との直接的なコミュニケーションを通じて、高校生たちが様々な地域課題に関し、少しでも「自分事」として考えられるきっかけづくりになったのではないかと思います。

また、比較的年の近い大人に触れる機会が少ない佐賀県内の高校生たちが、「協力隊」という県外から着任した“客観的な視点”を持った年の近い大人と関わること自体、とても貴重な時間になったのではないでしょうか^^

隊員たちの授業がそれぞれ特徴的でおもしろかったので、少しだけご紹介します!

木村瑠々花さん(地域の移動手段)

“モビリティサポーター”として県内の地域交通の利用促進や、仕組みづくりに取り組む木村さん。授業では、白石町を運行する地域交通の紹介から、自分たちが利用促進を図る場合、どんなアイデアがあるかなど、当事者意識を持って取り組めるグループワークが展開されました!

武田有里子さん(多文化共生)

国際課所属で、日々“多文化共生”を掲げ地域に入り、佐賀県内の日本人と外国人をつなぐ架け橋のような役割を担っている武田さん。「外国人も地域社会の担い手として社会を支える佐賀県民なんだよ。互いに支え合う関係性を築くために(コミュニケーションをとって)互いのことを知ることが大切。」というお話がとても印象的でした!

平井奏さん(福祉・子育て)

大町町で子育て支援に取り組んできた平井さん。この夏、任期の終了を控える中での授業でした。様々な主催イベントを通じて、町内の小さな子どもを持つお母さんたちと関わってきた平井さんだからこそ伝えられる町の少子高齢化の“リアル”が伝わる授業となりました。

公門寛稀さん(防災・減災)

公門さん:大町町で、令和元年の災害以降、被災者支援、被災地の復旧・復興及び防災減災に関する活動を行ってきた公門さん。白石高校のキャンパスが離れた場所に2つあるため、まだ顔馴染みが少なく、やや緊張気味の生徒たちを一気に打ち解けさせるアイスブレークが展開され、和やかな雰囲気の中で授業が執り行われました!

さいごに‥

高校生になりたての生徒たちには一見とっつきにくかったり、難しいイメージのある、地域交通・多文化共生・福祉・防災についての授業でしたが、自分の暮らす街に思いを馳せることができたと思います。それぞれの人柄や経験、話術で、70分みっちり、実りある授業になったことでしょう!生徒にとっても協力隊にとっても次につながる、有意義な時間になったのではないでしょうか✨