アートによる多久駅周辺活性化計画

まちとひとを繋ぐアートプロジェクト

多久市の中心市街地は多久駅北口周辺に広がっています。しかし、人口減少と大型量販店の参入によって賑わいを失い、営業している商店は少なくなりました。そこで、ウォールアート(壁画、シャッターアート)を切り口としてこのエリアに散在する未利用地や空き家、空き店舗の活用を促進しようと動き始めました。

アートによる多久駅周辺活性化計画の策定

アートによる多久駅周辺の活性化を図るため、実行委員会のメンバーでワークショップを行い、まちなかマルシェの開催やアートとストリートカルチャーを組み合わせたイベントの開催といったアイディアをもとに活性化計画を策定しました。計画に沿って現在14ヶ所にあるウォールアートを3年後に50ヶ所にまで増やし、並行して定期的なアートイベントを定着化させることを進めています。また、空き倉庫をリノベーションし、今後の取組の拠点となる「アートギャラリー」をオープンしました。

“アートのまち多久”のブランディング

アートギャラリーでは、芸術家への貸しギャラリーとしての運用や芸術家と市民を繋ぐアート教室やトークショーの会場として活用していきます。その収益によってウォールアートをつくり、最終的には100ヶ所の増設を目標としています。また、多久に訪れた人が専用サイトに表示されるマップを閲覧しながらウォールアートを回遊する仕掛けを作ることにより、中心市街地の交流人口を増やし、地元店舗の認知度の向上と地域全体の活性化に繋げていきます。

URL:多久市ウォールアートプロジェクトhttp://www.wallart-project.com/