加唐島手をつなごうプロジェクト

場所:加唐島

連携先:中村学園大学

取組期間:H29.4月~

進む過疎高齢化

加唐島は世帯数49世帯で約100名の島民が居住しており、一人暮らしの高齢者が多く、小中学生は合わせて10名ほどの過疎地域です。主幹産業の漁業の衰退に伴い、若い世代が島を離れ、島民の閉塞感が高まるなか、この現状を改善するために5年前から中村学園大学流通科学部片山ゼミと連携しています。島民と学生は、島の現状・課題を把握するとともに、産業の活性化・交流人口の増加、都市部への情報発信に積極的に取り組んでいます。

島の宝を活かして

学生たちは、「6次産業」「観光」「情報発信」といったテーマ別にグループに分かれ、現地調査や島民との意見交換で引き出した地域資源(自生椿、武寧王伝説、昔話、観光スポット)を学生目線で再発掘ました。そして、島の魅力を高めるためのアイディア(若者向けの椿油の販売、昔話「鯛の恩返し」冊子作成、武寧王の顔抜きパネルの制作、景観を活かしたSNSでの情報発信)をできることから実践し、さらに磨きをかけたアイディアを提案しました。

提案を実行へ

学生が提案したアイディアをさらに実現性の高いものへブラッシュアップし、今後は島の住民たちで取り組んでいきます。